〈BL〉SecretLove〈短編〉《番外編》
「本当、妬けるわよね~」
私の可愛い将が……と
嘘泣きをする姉さん。
「大丈夫だ。
将君はオレが責任持って
世界一幸せにするから」
僕は嬉しいけど
外で言われると
少し恥ずかしいなぁ……
「まぁ、オレ達の話しは
これくらいにして本題に入るか」
さっきとは違い、
真剣な顔つきになった
信昌さんと姉さん。
「何で、今更
私達の離婚話を持ち出したわけ?」
二人を見据えて
普段より幾分か
低い声で姉さんが訊いた。
しかし、二人は
黙ったまま応えようとしない。
店内の僕らがいる
一角だけ温度が
下がっている気がする。
幸いなのは、此処の席が
一番奥だってことだ。
「裕実?」
痺れを切らした
姉さんが瀬々串さんを呼んだ。
「今だから言うけど」
私は江藤さんが好きだったんだよ」
なるほど。
で、差し詰め
桂瀬さんは瀬々串さんが
好きだったんだな。
「雅実だから、諦めたのに
離婚したって聞いて
理由も教えてくれなかったしさ」
まさか、弟と
恋人になったとは
流石に公にはできないよな。
「知らなかったわ。
言ってくれれば良かったのに」
二人とも、正面から
ぶつかることを
避けてしましたんだな。
私の可愛い将が……と
嘘泣きをする姉さん。
「大丈夫だ。
将君はオレが責任持って
世界一幸せにするから」
僕は嬉しいけど
外で言われると
少し恥ずかしいなぁ……
「まぁ、オレ達の話しは
これくらいにして本題に入るか」
さっきとは違い、
真剣な顔つきになった
信昌さんと姉さん。
「何で、今更
私達の離婚話を持ち出したわけ?」
二人を見据えて
普段より幾分か
低い声で姉さんが訊いた。
しかし、二人は
黙ったまま応えようとしない。
店内の僕らがいる
一角だけ温度が
下がっている気がする。
幸いなのは、此処の席が
一番奥だってことだ。
「裕実?」
痺れを切らした
姉さんが瀬々串さんを呼んだ。
「今だから言うけど」
私は江藤さんが好きだったんだよ」
なるほど。
で、差し詰め
桂瀬さんは瀬々串さんが
好きだったんだな。
「雅実だから、諦めたのに
離婚したって聞いて
理由も教えてくれなかったしさ」
まさか、弟と
恋人になったとは
流石に公にはできないよな。
「知らなかったわ。
言ってくれれば良かったのに」
二人とも、正面から
ぶつかることを
避けてしましたんだな。