〈BL〉SecretLove〈短編〉《番外編》
信昌さんは、実家を出てから
遠慮する人も居なくなり、
週末は決まって僕を抱く。

気分で抱き方が変わる。

それはそれで、別にいいけど。

「将、寝室に行こう」

いつの間にか
拭き終わってたらしい

「わかった」

今日はどんな気分なのかな?

「ん……ぁん……痛っ」


今日は少々無理やりか……

そういえば、信昌さんが
無理やりする時には決まって
何かあるんだよなぁ。

「何かあった?」

二人で暮らすように
なってからは敬語を
使わなくなった。

呼び方だけは
変えられないままだけど。

ヤってる最中に訊くことじゃ
ないかもしれないけど
何かあったのは明らかだ。

「将には隠し事ができないな」

恋人の変化やパターンに
気付かない程、
僕も鈍感じゃない。

「実はな、会社で
嫌な事があったんだ…… 」

やっぱり……

「僕に話せないこと?」

仕事内容とかの
問題なら当然 、
部外者の僕には
話せないだろうし……

「いや、そんなことないよ」
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