チョコ、もらってください!
ジーっと観察してると、永瀬君が咳をした。
「…喉痛いの!?」
そう言って、私はコンビニまでのど飴を大量に買ってきた。
「永瀬くん!!!」
そう言って、ドアを開けたとき、永瀬君の周りには女子がたくさんいた。
「あっ…。」
そして、のど飴をもらっていた。
……
初めてだ。
こんなに落ち込んだのは。
そうして、女の子たちがいなくなったあと、こっそり、机の横にかけといた。
バレない。永瀬くん、寝てるもん。
そう思って、トボトボ帰ってると…
「…しっ…篠田!!!」
あれ。誰かが私のことを呼んでいる。