チョコ、もらってください!
「おい!!篠田!!まてよ!!」
よーく聞くとその声は、私の大好きな声で。
「え…?永瀬くん!?」
びっくりして止まると永瀬くんは
「さっさと止まれ。」
それだけいった。
「どっ…どうしたの?」
「これ、お前だろ?どんだけ買ってきてんだよ!しかも、俺の好きなやつばっか…」
それって…
それは、私が買ってきたものだ。
私が買ったってわかったの?
「…違う…買ってないよ?」
なーんて嘘をついた。
「…そうか…」
永瀬くんは、残念そうな顔をした。
…っ。なんでそんな顔をするの?
「…それ…っ」
言おうとした瞬間…
「なんて言うと思ったか?ばーか。」
永瀬君がそういった。