チョコ、もらってください!
「私ね、智樹君とは付き合えない。永瀬君が好きで、好きで大好きなんです。だからごめんなさい。」
「……うん。知ってた。でもさ、永瀬のどこがいいわけ?」
え?
菜花ちゃんと同じ質問。
「永瀬くんは、確かに自分勝手でよくわからないところばっかりかもしれません。けど、本当は優しくて友達思いで。なによりも…心配してくれるのが1番嬉しいです!」
「…そっかぁ。永瀬には負けたわ。ほら、行っておいで!」
「ありがとう!とごめんなさい!!」
私は永瀬君のところへ向かった。