気づけよ・・・バカ
あたしはズキズキと痛む足を抑えながら立ち上がりクラスが張り出してある紙の前まで歩いた。1年C組。あたしのクラスだ。
遅刻は決定だけど少しでも急がないと。

「俺、神崎。お前は?」

後ろから大きな声が聞こえた。

「あたし、高坂。」

男子生徒に聞こえるようになるべく大きな声で答えた。

「本当にごめんな!」

男子生徒はまた大きな声で謝ってきた。

返事はしないで大丈夫だよっと言うように走り出した。
< 7 / 12 >

この作品をシェア

pagetop