気づけよ・・・バカ

洸希side

眩しい。朝は嫌いだ。眠すぎる。

時計を見たら・・・8時?って・・・やべぇ。

やばいとか思いながらもゆっくりリビングに行くといつもの光景。テーブルの上に紙と金。紙には、
『先に仕事に行ってくる。夜遅くなる。母』
いつもだ。
俺の小さい頃に親父が死んだ。交通事故で。俺はその時の記憶がない。まぁ小さい頃だからな。母親は1人で俺を育ててくれた。それには感謝だ。俺を育てる為に必死に働いていた。その頃の俺はいつも母親と一緒に居ることのできる奴らを羨ましがっていた。まぁ昔の話だからな。
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