白馬の王子様は誰?~まさかの四角関係!!~
「何か、前田君……幸せそう」



「太刀打ち出来そうにないね?
あんな、子供みたいに素直な子」



口元が緩んでたのか、目の前に群がる女たちが、俺を見て諦めた様子。

ただ、リーダー各の女は、呆れたように廊下の方を見て呟いてる。

視線を辿れば、ドアに隠れてモジモジした綾華。

チラッとこっちを覗いたと思えば、唇を尖らせて拗ねてる。

妬く必要のないヤツにまで妬くとこも可愛く思う。

相当、落ちてるな。




< 150 / 214 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop