白馬の王子様は誰?~まさかの四角関係!!~
しばらくして出て来た琉稀は、私をチラッと見た後、どこかへと歩き始めた。

無言でついて行くと、着いたのは私たちの始まりの場所。

昔から大好きな公園だった。

ベンチに座り、煙草を吸い始めた琉稀。

深呼吸をし、私から口を開いた。



「琉稀……ごめんね。私、寂しくて、独占したくて、我が儘言った……」



今でも寂しいのは変わらない。

でも、大人にならなきゃ。

毎日、一緒に過ごせるようになるまで、頑張って乗り越えないと。
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