白馬の王子様は誰?~まさかの四角関係!!~
「私、琉稀と会えない日も頑張って頑張って強くなるから。琉稀の邪魔ばかりしないから……、これからも一緒に居てくれる……?」



下唇を噛んで涙を堪え、不安で暴れる鼓動を落ち着かせる。



「頑張らなくて良い」



「え……?」



「別に邪魔でもない」



「琉稀……?」



なのに、琉稀から返って来た答えは、予想外だった。

キョトンとする私に、琉稀は紫煙を吐きながら、「フッ……」と笑う。
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