白馬の王子様は誰?~まさかの四角関係!!~
転校生はタイプじゃないし、吹越先生に見付かるとは。



「てへっ?;;」



「佐伯さん……」



「ごめんなさい;;」



舌を出しておどけると、吹越先生は頭を抱えた。

さすがに私も謝るが、吹越先生は無言で去って行った。



「佐伯。このままだと、行ける大学はないからな?」



「大学は行きません!卒業したら、花嫁修業ですよ!」



長田先生を交わして教室に戻ると、うっちゃんは長い茶髪の髪を櫛で解かしながらこちらを見た。
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