運び屋の受難


派手な内装、大きなベッド、中が見える仕様のお風呂。

私は今そのベッドに座っていた。目の前では死神が爆笑している。
どうやら、首が締まった時に私が発した声がツボに入ってしまったらしい。


死神に連れて来られたのはラブホだった。

無人カウンターで部屋を借り、そのまま連れ込まれ、今に至る。

< 116 / 215 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop