運び屋の受難




タクシーを拾い、市外の我が家へ向かう。

スクーターは今日は持って帰れない。まだあの男が近くにいるかもしれないし。


我が家に到着した。我が家といっても安くて古い格安マンションだけど。

普段の私からすればかなりの出費だけど、背に腹は代えられない。ここまで乗ってお金を払わないという選択肢もないし、払えるお金は一応ある。

タクシーにお金を渡し、マンションの階段を上った。


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