運び屋の受難

「……あれ、お前顔色悪くないか?」

明宏が心配してくれる。

「そうですか? 確かに疲れているのかもしれません。そろそろ帰ります」

私はそう言って立ち上がった。


プロの殺し屋? まして、死神? 昨日の男が?

……冗談じゃない。きっとデマだ。

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