運び屋の受難

ーーー


私は武器マニアの店に駆け込んだ。

「……はぁ」

武器マニア・ジミーの店でため息をこぼす。

ジミーはメガネをかけた地味な男の人で、私より年上だ。
武器マニア、ということで色んな武器や日用品を改造したものを売ってくれている。


私みたいな仕事をしていてお喋りな奴は長生き出来ない。
話した方も聞いた方も、消されることが多々あるから。

だから私も不用意に話さないし、ジミーだって聞いてこない。


ジミーは大変だね、と言いながら私のショルダーバッグに入った道具のメンテナンスをしてくれていた。
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