運び屋の受難

「メンテナンス終了。水鉄砲の中身、少なくなったから入れたのと、ライターもひとつ入れといた。他は見た感じ問題なし。
ってことで、三千円になります」

「お、今日は安いじゃん」

「サービスサービス。疲れてるみたいだから特別に、ね」

「ありがと。
そういえばこの間の目潰し、すっごく効いた。また作っといて」

「了解」


五千円札を渡す。
ジミーがお釣りを準備している間、ふと顔を上げた。

レジの奥には非売品のジミーの宝物達がズラリと並んでいる。アニメやらのフィギュア達だ。

いつも通りだけど、なんとなく違和感がある。

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