☆子猫と狼☆ 人気歌手は超天然!
「わぁぁぁーーーーー!!!!すんません!!
探検してたら戻れなくなっちゃって!!!あははっ」
きれいでどこまでも透き通るようなきれいな声が
教室中に響き渡る。
ざわついていた教室が一気に静まり
滑り込んできた女の子を見る。
腰まである髪は走ってきたのか少し乱れていて
小さすぎる顔に少しかかっていた。
化粧した感じはまったくないのに
長いまつげ
大きい目
細くきれいな手足で。
おれは、いや全員が息を呑んだ。
「雨音、一言」
担任が言った。
「雨音 日向子です!
えっと・・・がんばります!」
「・・・」
みんな反応しない。
まて・・・雨音日向子って・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
3分間の沈黙後・・・
「雨音日向子って雨音日向子だよね!?!?!」
「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!?!」
「夢!?ゆめ!?」
「大ファンなんですけど!?」
「ありえんて!」
「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
オレが言う前にみんながきずいたようだった。
ぇゆめだよな・・・?
あの・・・あの雨音日向子がきた!?