親友が好きなあいつに好かれてる私 ~バレンタイン~
「奏多!!」



その声を聞くと奏多ははっとしたようにこちらを見たがすぐにいつもの笑顔に戻った。




「なんだ悠里、聞いてたのか」



「聞いてたのかじゃないわよ!好きな人いるってどういうことよ!私聞いたことないしっ!」




「別に悠里には関係ないことだろ」



奏多は俺は帰るといい、カバンを手に持った。



「関係ないとは何よ!私の大事な親友がフラれたのよ!
黙っていられるわけないじゃない!だいたいあんたね…」



奏多はさっきの笑顔から真顔になった。



そして真顔のまま私の方に歩み寄ってきた。



私は後退りをし、ドアの方に向かっていった。




「な、なによ…」
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