親友が好きなあいつに好かれてる私 ~バレンタイン~
いきなり後ろの方から大きな音がした。



なにかと思って振り向いてみるとそこには人だかりができていた。



俺も急いで言ってみるとそこには叫んでいる波瑠と倒れている悠里がいた。



俺は目を見開いた。




「悠里!しっかりして!ねぇ!」




波瑠は叫びながら悠里の肩を揺らす。




俺は無意識に悠里のそばに駆け寄った。




「悠里!しっかりしろ!」




悠里をゆらしても意識がなかったので、俺は咄嗟にさけんだ。



「おい!だれか先生呼んでこい!俺は保健室に連れていく!」




「わ、私が行く!」



すると波瑠は走って教室を出ていった。




俺は悠里をゆっくり抱き抱えて教室をでた。

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