親友が好きなあいつに好かれてる私 ~バレンタイン~
すると先生が教室に入ってきて教室は静まり帰った。



「みんなー席につけー。知ってるやつもいるだろうが転校生を紹介する。入ってこい。」




先生に指示されるとその転校生はゆっくりと入ってきた。





「えー、今日からこのクラスの一員になる黒澤冬基だ。
まだ上京してきたばかりだから不便だろうから仲良くするように。」




「黒澤冬基です。よろしく。」



そこには昨日助けてくれた彼がいた。




(え!なんであのひとが……あっ…)




私は昨日彼が言っていたことを思い出した。




『また会えるから』




このことだったのか…



考えていると黒澤君がこちらを見て会釈してきた。





私はおどおどしながら会釈した。





「え!?なになに、黒澤くんと悠里って知り合いなの!?」


< 30 / 35 >

この作品をシェア

pagetop