親友が好きなあいつに好かれてる私 ~バレンタイン~
ざわざわと教室がざわめいてるころ黒澤くんの回りには人だからができていた。



「ねぇ!黒澤くんってどこから引っ越してきたの?」



「黒澤くん部活は?」



「なぁ!趣味はなに?」



質問責めにあっている黒澤くんをみて、波瑠と話していた。





「うわぁ~すごい人気だね。奏多くんと同じくらいかっこいいもんね~」




波瑠は腕組みをしながらいった。




「そうかな?」




「悠里はわかってないなぁ~。ていうか黒澤くんと知り合いだったの!?」




波瑠がぐいっと顔を近づけてきた。




「知り合いっていうか昨日知り合ったばっかだし!」




私は慌てるように顔の前で手を何回も交差させた。



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