親友が好きなあいつに好かれてる私 ~バレンタイン~
そして授業が終わり、放課後になった。



波瑠と私は教室で奏多を待っていた。


「う~緊張してきたよ悠里~思いきって下駄箱に手紙入れてきちゃったけど来てくれるかな…」




「大丈夫!あいつお調子者だけどそういうところは忠実だから…多分…」



「なにそれぇ~wほんとかどうか分かんないじゃんw」




波瑠はお腹を抱えながら笑っていた。




「これで緊張がほぐれたね!」




「うん!やる気がでてきた!」




するとガラッとドアが開く音がした。



奏多だ。




「んじゃあ私は帰るね!」


私は教室の後ろのドアから出て中の様子を見守ることにした。


「あ、まってゆう…」

「どうしたの?岩間さん?」



奏多が私を不思議そうな目で追うと視線を波瑠に戻した。

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