もう人気者には恋をしない
「……後藤先輩」
「……何?」
「私がしますから……そこに座ってください」
「あ……でも、」
「傷口は……洗い流しましたか?」
私は一方的に言った。
「あ、うん。一応……」
「じゃあ……消毒しますね」
「……須藤さん……じゃあ、お願いします」
私は、何も言わずに頷いた。
先輩と向かい合い、気持ちを落ち着かせながら手当てを始めた。
「……何?」
「私がしますから……そこに座ってください」
「あ……でも、」
「傷口は……洗い流しましたか?」
私は一方的に言った。
「あ、うん。一応……」
「じゃあ……消毒しますね」
「……須藤さん……じゃあ、お願いします」
私は、何も言わずに頷いた。
先輩と向かい合い、気持ちを落ち着かせながら手当てを始めた。