もう人気者には恋をしない
「後藤っ!!お前はいつまでサボってんだ!」
わぁっ!後藤先輩より大きい!顔も体つきも、まるでゴリラみたい。
ゴリラみたいな人は、後藤先輩の後頭部を思いっきり殴った。
「だっ!いったぁ〜い。キャプテンったら、いきなり何すんのよぉ」
後藤先輩は、頭を抱えて体をくねらせた。
キャプテンてことは、部長さんってことかぁ。へぇ……サッカー部って、イケメンばかりのイメージがあったけど、こんなゴツイ人もいるんだ。
フザけた先輩に、部長さんは呆れ気味にため息をついた。
「たく、お前は。相葉を走らせておいて何やってるのかと思ったら……
なんだ?またファンにちょっかい出してたのか?」
私……ファンでもなんでもないんですけど。
ただのファン扱いされたら、何となくムッとした。
「あらいやだ、人聞きの悪い。
あー、キャプテンったらもしかして……私にヤキモチやいてるんでしょう~」
「誰がやくかっ、アホ!」
うわ、また殴った。痛そう……
後藤先輩、大丈夫かな。よく見ると、ちょっと涙目になってる。
わぁっ!後藤先輩より大きい!顔も体つきも、まるでゴリラみたい。
ゴリラみたいな人は、後藤先輩の後頭部を思いっきり殴った。
「だっ!いったぁ〜い。キャプテンったら、いきなり何すんのよぉ」
後藤先輩は、頭を抱えて体をくねらせた。
キャプテンてことは、部長さんってことかぁ。へぇ……サッカー部って、イケメンばかりのイメージがあったけど、こんなゴツイ人もいるんだ。
フザけた先輩に、部長さんは呆れ気味にため息をついた。
「たく、お前は。相葉を走らせておいて何やってるのかと思ったら……
なんだ?またファンにちょっかい出してたのか?」
私……ファンでもなんでもないんですけど。
ただのファン扱いされたら、何となくムッとした。
「あらいやだ、人聞きの悪い。
あー、キャプテンったらもしかして……私にヤキモチやいてるんでしょう~」
「誰がやくかっ、アホ!」
うわ、また殴った。痛そう……
後藤先輩、大丈夫かな。よく見ると、ちょっと涙目になってる。