キミがナク


「今日は…早いね」

微笑みを浮かべてカバンをおろし、猫の隣に座った。

猫は前を向いたまま、微動だにしない。


なんか、おかしいな


「なんか…あったの?」


少し顔を傾けてそう呟いた
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