死神シシのお仕事事情~愛と命と死~
「目覚めましたか、弱虫さん。」

周りの雰囲気と違って、彼女はきつめの口調でいった。

「弱虫…ですか?」


「ここで死ぬ奴は弱いから死んだんだろ?
今の社会を選んだのはまぎれもない、あなたたちなのに。」

「いいや、この社会は、日本がつくって…」
「…いつでも…とめようとしたらとめれたの。…場合がばあいでも、…。」

「でも、貴方は森で暮らしてる。つまり…」
「ふん。人間がいけにえだのどうだのいって、私を山に捨てたの。…ってか、命の恩人になに?その態度。」



女のくせに、なんて奴だ…なんておもった。

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