死神シシのお仕事事情～愛と命と死～

彼女は【ヒノキ】と名乗った。

この山のしたに集落があるらしく、とあるわけで【忌み子】として、山で育ったらしい。

｢都合がいいわよね。社会の変化に伴い捨てる文化もあるクセに、差別する古い文化は大切にするんだもの。｣

彼女は人間が苦手だった。

｢の、くせに私を助けるのだね。｣


｢綺麗な川で人間が死んで欲しくないだけ。さ、さっさと帰れよ。｣

それは私のプライドてきに…。

｢神社でまってます。12時に会いましょう。…時計、ここに置いときますよ。｣

｢な！…なにかってに…！！｣