死神シシのお仕事事情~愛と命と死~

一郎丸サイド

「…おやおや、キセキちゃんきたのだね。」

「うん…おおおじさん…。」

「そういえば、キセキちゃんは、おかあさんと同じ不思議なものが見えたりするんだよね…。どれ、目をあわせてくれんかね?」


残り3日。わしはかわいい孫どうぜんのキセキちゃんがあいにきた。
しかし、キセキちゃんと、目を会わせたことはない。

キセキちゃんが、大好きだから見ないでね、と、よく言ってたが…残りわずかなら、見たい。

「ぼく、おおおじさんが大好き。おおおじさん信じてほちーけど、
…ぼくのおめめはみんなを殺すの。」

…初耳。

「…信じ…ない?」


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