死んだ薔薇。
貴方と私の間には誰も入ることはできないのに

それを邪魔され、貴方に裏切りの道を与え、誑かしたあの子が憎かった

物凄く憎かった。

消えてしまえばいいのに

一瞬の間に何度そう心の中でも叫んだか

分からないほどに

感じたことのない込み上げてくる怒りに

私は身を任せて狂っていったわ
< 15 / 31 >

この作品をシェア

pagetop