俺とお子ちゃま彼女
前にも言った通り、雪哉をほとんどの生徒が知っているけど俺が兄貴ということは知らないらしく驚いている。
でも俺は…他のことに驚いていた。
弥生が学校では雪哉を『水島くん』と呼んでいることに…。
俺と2人の時は『雪哉』だった。
雪哉のファンにしめられないためか?
…俺は女子の群を抜けた後、弥生といつもの場所でわかれ教室に向かった。
弥生と雪哉のことを考えながら…。
教室に入るとなぜかまだ1人しか来ていなかった。
その1人は…小谷さん…。
やっぱりドキッとしてしまう。
俺は平然を装い、小谷さんの席からかなり離れた自分の席についた。
5日前の席替えで俺たちは離れてしまったから…。
忘れるのにちょうどよかったかも…って思った。
でも俺より前にいる小谷さんを見てしまう…。
いつか…忘れることってできるかな…?
「本当にコンタクトにしたんだね。」
教室に小谷さんの声が響いた。
筆談以来話していない俺たち。
まさか話しかけられるなんて思わなかった…。
「ま…まぁな…。」
「朝、雪哉くんから聞いたの。…唯斗、もうガリ勉っぽくないじゃん。」
でも俺は…他のことに驚いていた。
弥生が学校では雪哉を『水島くん』と呼んでいることに…。
俺と2人の時は『雪哉』だった。
雪哉のファンにしめられないためか?
…俺は女子の群を抜けた後、弥生といつもの場所でわかれ教室に向かった。
弥生と雪哉のことを考えながら…。
教室に入るとなぜかまだ1人しか来ていなかった。
その1人は…小谷さん…。
やっぱりドキッとしてしまう。
俺は平然を装い、小谷さんの席からかなり離れた自分の席についた。
5日前の席替えで俺たちは離れてしまったから…。
忘れるのにちょうどよかったかも…って思った。
でも俺より前にいる小谷さんを見てしまう…。
いつか…忘れることってできるかな…?
「本当にコンタクトにしたんだね。」
教室に小谷さんの声が響いた。
筆談以来話していない俺たち。
まさか話しかけられるなんて思わなかった…。
「ま…まぁな…。」
「朝、雪哉くんから聞いたの。…唯斗、もうガリ勉っぽくないじゃん。」