俺とお子ちゃま彼女
「父さん、話あるんだけどいい?」


「唯斗が俺に話!?いいぞいいぞ!父さんの部屋来るか?」


父さんは喜んでいる。


俺が父さんに話があるというのはかなりめずらしいこと。


別に普段しゃべってないわけじゃない。


改まってっていうのが…な。


「う…うん。」


俺は父さんと父さんの部屋に行った。


雪哉の「頑張れ!」という目の合図を受けて。


「話ってなんだ?」


さっきまで喜んでいた父さんが急に真剣になった。


俺が真剣な話するってわかってるんだな。


「俺…実は今日モデルにスカウトされたんだ。…それで…」


なぜか次の言葉が出なかった。


心の中で…怖かったのかもしれない。


「やりたいのか…?」


「…うん…!」


「そうか…。」


やっぱり反対か…。


ここは勉強すると言うべきだよな…?


「父さん、俺…「いいぞ。やっても。」


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