俺とお子ちゃま彼女
…えぇ!?


父さん今…やってもいいって言ったよな…?


「俺…受験生なのに…いいの?」


恐る恐る聞いた。


「唯斗は確かに受験生で大事な時期だ。でも唯斗にやりたいことやってほしいんだよ!」


そう言ってにこっと笑う父さん。


勉強に期待してた父さんが…


やばい。


うれしすぎる…!


「父さん、ありがと!!」


俺は立ち上がりドアに向かう。


そしてドアノブに手をかけた時…


「唯斗。」


父さんの声がした。


「…ん?」


「親は子供のやりたいことを応援したくなるもんだ。…頑張れよ!唯斗!」


…父さん…


「ありがと…頑張るから!」


俺は父さんの部屋を出た。


そして…すぐそこに手をあげて待っていた雪哉と…


「「っしゃ!」」


ハイタッチをした。


ありがと…父さん…母さん…雪哉…。


< 53 / 79 >

この作品をシェア

pagetop