俺とお子ちゃま彼女
そのあと、ごはんを食べて風呂に入った。


ごはんはいつもよりおいしく、風呂は気持ちよく感じた。


部屋に戻り、電話を持つ。


もちろん、末永さんに返事をするために…。


1つ1つ確認しながら番号を押していく。


発信音が鳴り、だんだん緊張してきた。


「もしもし。末永です。」


…出た…!


「み…水島唯斗です…。今日ぶつかってしまった…」


数時間しか経ってないけど忘れられてないかな?


そう不安に感じたが、案外反応は早かった。


「唯斗くんね!待ってたわよ~。返事…決まったかしら?」


単刀直入だ…。


まぁ当たり前なんだけど。


「はい。俺…やりたいです、モデル。」


「本当に!?よかったわ~!ありがとね…唯斗くん!」


ありがとなんて…


「こちらこそ!ありがとうございます…!」


スカウトがあったから、前とは違う俺がいる。


これからはもっと変えていくんだ…!


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