俺とお子ちゃま彼女
振りかえるのはこれくらいで置いといて…っと。


次の場所は事務所。


内容は打ち合わせだ。


マネージャーの車で事務所についた俺はあいさつをして中に入る。


すると、末永さんが寄ってきた。


「ユイ、調子いいわね!」


「はい!」


それもこれも事務所の皆さんのおかげだ…。


「これ、ファンレターよ。」


「ありがとうございます。」


そう言って、俺は段ボール箱を受けとる。


「ユイ、実はね?ファンレターの中に妙なものがあったの。」


妙な…もの?


まさか漫画でよくある爆弾?


「あなたの本名は一切公表していないのに、本名で手紙が来てるの。」


え!?


大学の奴らにとうとうバレたか…?


「その手紙は…?」


「これよ。」


俺は妙な手紙を見せてもらった。


『水島唯斗様』


ちゃんと俺の名前が丁寧に書かれている。


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