俺とお子ちゃま彼女
差出人は?


…書かれていない。


脅迫状?果たし状?


それとも…ラブレター?


…最後のはないか。


何なんだろう…。


俺は末永さんとマネージャーが見守るなか、恐る恐る封をきった。


中に入っている紙を取りだし、そっと開ける。


俺は差出人が書いてあるであろう下の方を先に見た。


案の定、差出人は書いてあった。


けど…俺は差出人を見た瞬間、紙を閉じた。


「ど…どうしたの?」


「ユイ…?」


俺の突然の行動に、びっくりする末永さんとマネージャー。


まさか…。


まさか…こんなことが起こるなんて…。


今回もそうだ。


いつも俺の不意をついてくる…。


「な…なんでもないです。この手紙、全然怪しくないですよ!」


俺は笑ってなんでもないフリをする。


「そ…そう?」


末永さんが不安げに聞いてくる。


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