俺とお子ちゃま彼女
小谷さんはうなずいた。


「何時まで仕事あるの?」


「もうすぐで…終わり…」


泣いているせいか、小谷さんの声が弱々しい。


「じゃあ終わるまで外で待ってるから、話そうぜ?」


断られるかとビクビクした。


でも、うなずく小谷さんを見て安心した。


「じゃあ…あとでな?」


俺は一旦小谷さんとわかれ、漫画も買わず外に出た。


ドキドキしっぱなしの心臓はいつ壊れてもおかしくないくらい。


小谷さんが来たら何から話したらいい!?


最初に好きって言ってしまう?


それとも…。


そうこう考えているうちに小谷さんが出てきた。


小谷さん早いよ!


くそっ…どうしよう…!


「唯斗…お待たせ…。」


「う…ううん。まさか小谷さんがここで働いてるなんて…びっくりしたよ。」


緊張してんの丸わかりのしゃべり方。


本当にかっこわりぃ…。


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