ミャウミャウにキスを。
ギャアギャア〜。
私は声が枯れるほど、
鳴き続けた。

寒い、とっても寒い〜。


正史とチーフ、
何をしてるんだろう?
どうなってるのよ。
チーフが、正史の部屋に入ってくるなんて。
どんな関係なの?


部屋の中で、何か言い争ってる声がした。
正史の怒った声。
「いいですよ‼ もう、いいですから‼」

そして、

ドアが開いた。

「酷いわ‼」
チーフが飛び出して行った。


バタン。


また、閉まっちゃった。


私は、枯れた声でギャアギャア鳴いた。

ようやく、
正史がドアを開けてくれた。

「ゴメンよ。」

そう言うと、私を抱き上げて、部屋に入った。

そして、私を抱いたまま、ベッドに入った。
正史のため息。
ふうっと。
こんな正史、見たことない。
私は、ミャウ〜っと、鳴いた。
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