sunflower



パチパチ...

綺麗な光と共に、由香の話が始まる。

「こほん。
 えー、私は、南 由香です。」

「知ってるし。」

和の発言に、由香が表情を悪くした。

「すんません。」


「いつも一緒すぎて言えないけど、
 この場を借りていいます。
 皆、いつもありがとう。
 いつもいつも、こんな私と
 仲良くしてくれてありがとう。
 皆に出会えて良かった。
 神社に行ったときね、
 私恥ずかしくて、
 絵馬には違うこと書いたけど・・・
 本当は、
 “この五人が一生仲良くできますように”
 って願ったの。
 そう思えるようになったのは
 皆のおかげなんだよ。
 本当に、ありがとう。」


ぽたっ

線香花火の玉が落ちた。


一瞬白けたけど、すぐに拍手をした。

そう言ってくれてることが、

すごく嬉しかった。


由香も、そう思ってくれてたんだね。



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