sunflower
「明から言うのって珍しいね。」
「まさか和を狙ってるとかないよね!?」
「ないない。由香が行きたいかなー・・なんて。」
「あら、私を気づかって?本当は自分が行きたかったりして。」
「本当は由香も行きたいんだろ?」
「まぁね。じゃあ、行きますか♪」
なんか怪しかったみたいだけど、結果オーライだな。
“親友”って言ってたからきっと一緒にいるはずだ。
二組の前に来た瞬間、声が聞こえた。
「春ちゃんカワイイー!!」
「あ、和の声だ。」
由香は嬉しそうに小走りする。
その後を私達はゆっくりと歩く。
「ちょっやめっ」
どんっ
「きゃっ」
由香と誰かがぶつかった。