sunflower



「明ちゃん、ちょっと外でよ?」

「うん。」

外は雪。

「春、歌めっちゃ上手いだろ!?」

「・・そうだね。」

和ならきっと何か知ってる。

だから私のところに来たんでしょ?


「和・・何か知ってるの?」

「え?」

「春の事。」


私がそう言うと、和は俯いた。

やっぱり何か知ってるんだ。

でも、

教えてくれないよね??


「本当は、口止めされてるんだけど・・」

え?何か言ってくれるの!?


「話すと長くなるんだけど、
 それでも聞いてくれる?」

「もちろん!」




< 147 / 271 >

この作品をシェア

pagetop