sunflower
「明ちゃん、ちょっと外でよ?」
「うん。」
外は雪。
「春、歌めっちゃ上手いだろ!?」
「・・そうだね。」
和ならきっと何か知ってる。
だから私のところに来たんでしょ?
「和・・何か知ってるの?」
「え?」
「春の事。」
私がそう言うと、和は俯いた。
やっぱり何か知ってるんだ。
でも、
教えてくれないよね??
「本当は、口止めされてるんだけど・・」
え?何か言ってくれるの!?
「話すと長くなるんだけど、
それでも聞いてくれる?」
「もちろん!」