sunflower
「あ、明。俺、俺だよ。」
「わかってる。春でしょ?」
「なぁ~にぃ~?もしかして二人とも知り合い!?」
「・・あ、いや・・・」
「知ってちゃ悪りぃかよ。」
和がそう言った。
「そこでなんでお前が言うんだよ。つかなんでそんなむきになってんの?」
春が笑いながらつっこんだ。
「なんか春ちゃんに言われるとムカつく。しめていい?殺っちゃっていいコイツ?」
「あー!ごめんなさいっ!ごめん!マッチョ!」
「んだよガリ!」
「ホスト!」
「ガキ!」
「悪魔!」
「ゴッドファザー!」
「ゴッドファザーっておじいちゃんだから!バーカ!」
「は?おじいちゃんはグランドファザーだこらっ!ちゃんと勉強しましょーね?」
「ゴッドファザーって神様でしょ?」
「まじ!?俺神様!?いぇい☆」
「お前が神様だったら俺は仏様だな。」
「ぷっ大仏。天パー坊主じゃん。」
「お前だって白髪じじぃだろ!?」
この二人の終わりそうにない言い争いを見てると面白い。
悪い人達じゃなさそう・・というか、いい人そうだな。
この日から私達は度々三組に来るようになり、五人で遊ぶようにもなった。