sunflower
「俺のために・・
泣いてくれてるの?」
「だから、泣いてないよ?
大丈夫だよ?」
くそったれ。
声が震えてるよ。
これじゃあ、春に心配かけちゃうよ。
「俺のためなら、泣くより笑って?
明が、俺の笑顔が好きって言ってくれて
すごく嬉しかった。
俺だって明の笑顔が大好きなんだよ?
その笑顔に一目惚れしたんだもん。」
なんて不覚なんだ。私は。
運命を信じてしまった。
信じて、いいのかな?
“運命なんて嘘だ”
小さい頃、誰かに言われた気がする。
でも、春となら、
運命は本当だと思える。