sunflower



「バカだなぁ・・俺が頼んでんだ。
 言ったって嫌いになったりなんかしない。
 ただ・・・今だって、
 明にとってのそいつはでかいんだろ?」

もう忘れたの。

忘れたのに、なんでだろう?泣きそうだよ。

「だから、俺はそいつを超えてみせる。
 そいつより、大きい存在になるんだ。
 だから・・・どんな人だったか
 教えてくれないか?」

充洋は優しい。

だから私は、この人を選んだんだ。

この人には、春の事を話さなきゃね。


「一言で例えるなら・・・
 “太陽”みたいな、人だったよ。」

私の目には涙が溜まる。

泣いちゃいけない、泣いちゃだめなんだ。




< 267 / 271 >

この作品をシェア

pagetop