sunflower
「つか、由香さん。」
和ったら、“さん”つけちゃってるよ。
「花火大会の日とちょうど練習試合かぶってるんですよぉ。」
「またかよ。」
頬杖をついている瑞穂が言った。
「そこで提案なんだけど。」
「一番最後の日、
俺ら休みだから、」
「皆で海行かねぇ!?」
春と和が交互に話す。
その提案に由香の目が変わった。
「大っ大っ大賛成っ!!!」
目を輝かせてる由香の表情は、さっきまでのムスっとした表情とは一変、最高のスマイルだ。
「それって強制?」
一方、瑞穂の表情からは「めんどくさい」が伝わってくる。
「「強制☆」」
また私と由香の声がかぶった。
そこで笑った瑞穂は「負けた、」と言って、行くことを認めた。笑