ずっと、ずっと。
再び

木々の葉が色づき始めたころ、

彼もまた、違う色で空を眺めていた。


夏の日の曖昧な表情ではない、

何かを強く決心したときのような

揺るぎなさが表れていた。



私は焦っていたのだろうか…。

安心していたのだろうか…。


今でも分からない。
< 12 / 21 >

この作品をシェア

pagetop