ずっと、ずっと。


そう思うと、不思議と足が速く動く。



着いた頃には肩で息をしていた。


ゆっくり


ゆっくり



"講義中" そう書かれたドアを開ける。


開けたとたん、冷たい空気が頬をかすめた。



< 5 / 21 >

この作品をシェア

pagetop