不器用彼女


屋上へと続く、階段にあたし達はいた。


「あ、ありがとう…」


「ん?なにが?」


「だから、さっきの…教室の」


「あぁ、それか。

いい機会だったじゃん、言えてよかったよ」


そう言って頭を撫でられた。



愛しい。


こんな感情を抱けるのは、後にも先にも拓斗だけ。


こんな時に、キスしたいなんて思うのはずるいだろうか。


いつも、拓斗からしてくれるから。


だから、今日は…


「拓斗」


「ん?」


チュッ


軽く触れるだけの、キス。


初めて自分からしたかもしれない。



固まってる拓斗。


恥ずかしいあたし。



「さ、先にッ教室戻ってるね!!!」



走ってその場から逃げた。








「もう、まじでダメだって…」


腕で顔を隠す。


絶対、顔赤くなってる。



昨日に続き、本当に可愛いことしてくれるじゃん…


「こんなんじゃ、俺の心臓もたねぇって…」






_________そんな2人のあまーい、お話でした!


2015,02,18
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