不器用彼女



今までで、一番恥ずかしかった。


拓斗はありがとう、とだけ言って受け取った。


「架歩」


「な…」


チュッ


「……!!!///」




「すっげぇ、嬉しい」


そう言った拓斗は、照れていた。


「べ、別に…」



あたしは、この顔が見たかった。


喜んでくれてる顔。



作ってるとき、拓斗の笑顔が見られますように…ってお願いしてたから。


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