一夜の過ち・・・からの恋


「新人だからって言いなりになることは
ないと思うよ」


「いやぁ~それは…無理です」


「まあ 程ほどににな!」


部長代理は3階で降りた。


微かに残る部長代理の香り
何とも言えない気持ちがあたしの
心の中を駆け巡る。


「社長 失礼します!
ここに捺印お願いします」


「そこにあるから適当に押して」


「えっ?いいんですかぁ?」


「今手が離せないから押してから
見せに来てくれる?
うん?君 さっきも来たよね?」


「そーなんですぅ!
朝から3回目!一時間毎に来てる感じです!
一時間じゃないですねぇ
30分かもしれません」


「ご苦労さんだね」


それだけ???
纏めて来ていいとか言ってよね。


「失礼しました」


はぁ・・・。


社長室の扉をしてると思わず出るのが
このため息。


「こら!!!」


わっ!誰かに見られてた。。。



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