一夜の過ち・・・からの恋
勉強した結果
見事100点と取った。
「マジでとったのか?」
「はい!!!」
答案用紙を開いて見せる。
「マジか・・・」
「ち・ちょっと!!!
生徒が100点取ったのに
がっかりした言い方しないでよね」
「そうだな・・・おめでとう」
「約束のご褒美お願いします!」
「はぁ・・・」
あたしは祐くんの前に座った。
「目を閉じろ!」
言われた通りに目を閉じて
その瞬間を待った。
なのに祐くんは
おでこにチュッって・・・。
「違うよおでこじゃない!」
そしてあたしから祐くんの不意を衝いて
唇を奪った。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
沈黙が流れた。
「お前な!!!」
「なーんだぁ~こんなもんか」
そう誤魔化したものの
心臓は爆発寸前。
「今はカウントに入れず
ホントに好きなやつとしろよ」
って・・・。
ほんとに好きな人としたからあたしは幸せだった
が・・・。
高校入試が終わると
あたしたちの教師を生徒は終わりを
告げたのだ。
それ以来の再会